男性でお腹だけ出てる人は危険?病気の可能性は?原因と改善方法!

『手足は細いのにお腹だけが出てしまった…』
『平均体重なのにお腹だけ出ていてみっともない…』
『どうにかお腹を引き締めたいけど、方法が分からない…』

こんな悩みを抱えている男性の方、多いのではないでしょうか・

特に男性は30歳を超えると、『ビール腹』などと呼ばれるお腹だけでっぷりと突き出た体型になってしまう人が多いです。

でも、実はこの状態はとても危険な状態であることをご存知でしょうか?

そこで今回は、

『男性の、お腹だけ出ている体型の原因と改善策』

を、ご紹介します。

深刻な病気を引き起こす可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ男性にはお腹だけ出ている人が多いのか?

中年以降になると、男性も女性も太りやすくなるのは同じです。

ですが、全体的に太りやすい女性と比べて、男性は『お腹だけが出る』という太り方をすることが多いです。

なかには、『手足は変わらず細いのに、お腹だけが突き出ている』という人も少なくありません。

実は、こういった太り方の違いは、『脂肪のつき方の違い』によって生じているのです。

具体的にいうと、『皮下脂肪』『内臓脂肪』の違いです。

皮下脂肪…皮膚の下につく脂肪。病気のリスクはほとんどない。

内臓脂肪…お腹の内臓周りにつく脂肪。様々な病気を引き起こす。

このように、一口に『脂肪』と言っても実は2種類あり、皮下脂肪と内臓脂肪ではリスクがまったく違うのです。

そして困ったことに、男性はこの内臓脂肪が非常に付きやすいのです。

なぜなら、内臓脂肪には男性ホルモンが強く影響しているからです。

男性ホルモンが多いと内臓の周りに脂肪がつきやすくなり、女性ホルモンが多いと皮下脂肪がつきやすくなります。そのため、男性は内臓脂肪が付きやすくなり、女性は皮下脂肪が付きやすくなるのです。

最近の研究では、同じ『脂肪』といっても皮下脂肪の方はむしろ『健康に生きるためのエネルギー源になっているのではないか?』とさえ言われています。

対して、内臓脂肪は血糖値を上げたりして、様々な病気の原因になります。

内蔵脂肪が引き起こす病気は?

内臓脂肪を放置していると、様々な病気になるリスクがあります。

『内臓脂肪による病気』

〇脳卒中
〇心疾患
〇糖尿病
〇痛風
〇高脂血症
〇動脈硬化
〇その他、様々ま生活習慣病

このように、内臓脂肪が溜まると実に様々な病気になるリスクが高くなります。

なぜなら内臓脂肪が増えると、アディポネクチンというホルモンが減少してしまい、血管の修復やインスリンの分泌などの大事な働きが正常に行われなくなってしまうからです。

実際、脂肪をたくさん付けた力士よりも、細身だけどお腹が出ている中年男性の方がはるかに病気のリスクを抱えているという研究成果も発表されています。

なぜなら、力士の脂肪は皮下脂肪が主であり、お腹が出ている中年男性は内臓脂肪が多く溜まっているからです。

『お腹以外は痩せているから大丈夫』 

なのではなく、

『お腹だけ出ているから危険』

なのだという意識を持つことが大切なのです。

内臓脂肪が増える原因

では、どうして30代以降は内臓脂肪が付きやすくなってしまうのでしょうか?

その原因は、主に3つあります。

基礎代謝量の低下

30歳を超えると、筋肉が衰えて基礎代謝量が下がってしまいます。
基礎代謝量とは、体温の調整など人間が生きるために行っている様々な生命活動に必要なエネルギー量のことです。

ですので、基礎代謝量が高ければ高いほど太りにくく、脂肪を消費しやすい体になります。

しかし30歳を越えると、まったく運動をしていない人はどうしてもこの基礎代謝量が低下してしまいます。

それでいて、食事の量は20代のころと同じままなので、余ったエネルギーが脂肪としてお腹についてしまうのです。

生活習慣

脂肪がつく最大の原因は生活習慣です。

運動をまったくしない、毎晩お酒を飲む、不規則な生活をしている…など、不健康な生活をしているとあっという間にお腹が出てしまいます。

特に30代以降になると、仕事も責任のあるポジションについたりして忙しくなり、どうしても生活が乱れがちです。

夜遅くに食事を取り、そのまま食べてすぐに眠ってしまったりなど、脂肪を蓄えやすい生活になってしまいます。また、仕事へのストレスから、深夜まで深酒をしたり、ゲームやテレビなどで夜更かしをしてしまったりするのも、肥満を招きやすいです。

ストレス

30代を越えると、仕事や家庭の重圧、将来の不安など、様々なストレスを抱えてしまいがちになります。

しかし、このストレスこそが肥満の原因になってしまうのです。

ストレスを受けるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。すると、ストレス発散のために食欲が増したり、脂肪を蓄えやすくなってしまったりします。

『ストレス太り』という言葉があるように、ストレスは肥満と直結しているのです。

内臓脂肪の嬉しい特徴

では、どのようにすればぴっこりお腹を改善することができるのでしょうか?

実は、ここまで恐ろしい情報ばかりお知らせしてきましたが、内臓脂肪にはある嬉しい特徴があります。

『内臓脂肪は、落としやすい』

という特徴です。

実は、皮下脂肪に比べて、内臓脂肪は簡単に落ちるという特徴があります。

なぜなら、内臓脂肪は肝臓に近く、エネルギーに変えやすいからです。

男性が内臓脂肪を溜め込みやすいのも、一説には『すぐにエネルギーに変えやすいから』ではないかと言われています。狩に必要なエネルギー源として、エネルギーに変えやすい内臓脂肪を溜め込みやすい体になっているのかもしれません。

反対に、皮下脂肪はなかなか落ちません。女性の多くがダイエットに悩んでいる原因のひとつは、皮下脂肪が多いことにあるのです。

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ぽっこりお腹の改善方法は?

では、具体的にどのようにすれば内臓脂肪を落とし、ぽっこりお腹を改善することができるのでしょうか?

とにかく摂取カロリーを減らす

もっとも大事なのは、とにかく摂取カロリーを減らすことです。

体に影響が出るほど極端にカロリーを制限するのは危険ですが、多くの場合、現代社会の人間は明らかに食べ過ぎています。

それこそ、1日に必要なカロリーが2200キロカロリー程度なのに対し、3000キロカロリーや4000キロカロリーを摂っている…なんてこともザラです。

痩せるためには、『摂取カロリー<消費カロリー』の状態にしなければいけません。

そのために運動をする人も多いですが、運動で消費されるカロリーは実はそれほど多くはありません。

30分のジョギングでは、200キロカロリー程度です。

一日3000キロカロリーも摂取している人が200キロカロリー程度消費したところで、痩せることは絶対にありません。多くのひとがダイエットに挫折してしまう理由がここにあります。

『30代以降は、それまでの生活習慣がすべて体に現れる』と言われています。

つまり、今までの食生活の結果が、今のぽっこりお腹なのです。

ですので、ぽっこりお腹を解消するためには、何をおいてもまず一番に、食生活を改善して摂取カロリーを減らす必要があるのです。

『痩せたいけど食べてしまう人へ!原因と解決法は?食べても痩せるコツ!』で、詳しく説明したとおり、コツさえ掴めば食欲は簡単に抑えることができます。

運動する

運動の消費カロリーは大したことない、と書きましたが、それでもやはり運動はするべきです。

というのも、運動の目的は実はカロリーを消費することではなく、筋肉をつけることだからです。

基礎代謝量は筋肉が増えるほど高くなっていきますので、運動によって筋肉をつければ、それだけで『痩せやすい体』になれます。

特に下半身は筋肉が多く集まっているので、スクワットなどの下半身メインの運動をすると、基礎代謝量を上げやすいです。

また、男性のぽっこりお腹の原因は内臓脂肪だけでなく、実は『腹筋周りの筋肉の衰え』が原因であることも多いです。

若いときは筋肉がしっかりと支えてくれていた内蔵が、筋力の衰えにより支えきれなくなってしまった結果、お腹が出てしまうのです。

ですので、お腹周りの筋肉を鍛えれば、それだけでもお腹がシュッと引き締まります。

ただし、内臓脂肪が多い場合は、腹筋だけを鍛えてもぽっこりお腹が治ることはありません。食事改善や基礎代謝量アップなどで脂肪そのものを減らす必要があります。

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まとめ

いかがでしたか?

『男性で、お腹だけ出てる人の原因と改善方法』

というお話をしてみました。

お腹が出ているというのは、単に見た目だけの問題ではありません。

もっともっと深刻な、『病気のリスク』を抱えている状態です。

だからこそ、メタボリックシンドロームの診断基準のひとつに、腹囲が含まれているのです。お腹が出過ぎているひとは内臓脂肪が多く、病気のリスクが高いからです。

病気が発症してからでは遅いので、早めに改善しましょう!

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