小学生の子供にイライラする!子育てをやめたいと思う母親の心理!

『小学生の子供にイライラしてしまう…』
『自分の子供なのに、かわいいと思えない。育児放棄したい…』
『これって異常なのかな?』

このような悩みを持つ親御さんも多いと思います。
特に、子供と一緒にいる時間が長い母親ほど、このような悩みを抱えやすいようです。

そこで今回は、
『小学生の子供にイライラする。子育てをやめたいと思う母親の心理』
というお話をしたいと思います!

服を片付けない。宿題をやらない。言うことを聞かない。

『子供にイライラするのはどんなときですか?』

という質問をされたら、多くの親が、

『言うことを聞かないとき』

と答えると思います。

『服を脱いだら脱ぎっぱなし』
『宿題もやらずにゲームばかり』
『お菓子の袋も片付けない』
『何度言っても直さない。注意しても言うことを聞かない』

このようなとき、最愛の我が子であるはずの子供に対してイライラしたり、怒りの感情がこみ上げてきてしまいますよね?

それは誰でも同じなので、特別なことではないのですが、やはり気分の良いものではありません。

なかにはこういった出来事が積み重なって、

『わが子への愛情が冷めてしまった…』
『もう育児をやめたい』

なんて思うケースもしばしばあるようです。

小学生の子供にイライラするのは普通?

さきほども書いたように、小学生の子供にイライラするのは珍しいことではありません。

幼稚園ぐらいまでは、お母さんやお父さんの言うことをキチンと聞いてくれていたのに、小学生ごろから生意気な口を聞くようになったり、ときには反抗したりするようになってきます。

その態度が、どうしてもイライラしてしまうのです。

『こっちはあなたのためを思って言っているのに、なんで分からないの?』

と、イライラしてしまうわけです。

宿題をやらない、片付けもちゃんとしない、では、将来どんな人生になるか分からない。
叱るのも説教するのも、子供の未来を考えてこそ。誰だって好きで怒りたいわけじゃない。子供のためを覚えばこそ注意しているのに…向こうは『うるさいなあ』とでも言いたげな反抗的な態度。または、そのときは反省したふりをするもののすぐにまた元通りの散らかしっぱなし。

小学生の子供へのイライラとはこのように、

『子供への愛情の一方通行』
や、
『子供が自分の思い通りにならなくなってきた』

ことへのイライラだと言えるでしょう。

子育てをやめたい理由

こんな経験が積み重なっていくと、しだいに、

『子育てをやめたい…』

と考える親も出てきます。

言うことを聞かない子供は、かわいさあまって憎さ百倍。
赤ちゃんや幼児のころの愛情も、日々の疲れと苛立ちに塗り替えられてしまって、今は見る影もなくなってしまった。

『もう、いっそ育児をやめたい』

そんな風に思いつめられてしまいます。

そう、育児をやめたいと思うひとは疲れているのです。

ただでさえ、子育てにはすさまじいエネルギーが必要になります。
いつでも子供のことを考えていなければいけませんし、家事も負担しているひとならば、家事のことも考えなければなりません。

それなのに、いうことの聞かない子供にさらにエネルギーを奪われ、肉体的にも精神的にも追い詰められてしまうと…いっそすべてを放り出してしまいたいと考えても不思議はありません。

とはいえ、ではそのような親が本当に我が子を捨て、自由になりたいと心の底から思っているのかと聞かれたら、そうではないというのも本音なのではないでしょうか?

『育児をやめたいとは思う。けど、やっぱり自分の子供だし、無責任に手放したり育児放棄することはできない』

というのが、多くの場合の本音です。
そして、だからこそ多くの親御さんは疲れ、悩み、苦しんでいるのです。

子育てをやめたいと思うのは、いってしまえば、

『ちょっと休みたい』

という本音の裏返しでもあったりします。

適度な手抜きが必要

では、どうすれば良いのかというと、

『適度な手抜き』

を意識することをおすすめします。

育児に疲れてしまうひとというのは、多くの場合、

『子育てに力を入れすぎている』

ことが原因だと言われています。

さきほどの例でも分かるように、

『宿題をやらないからイライラする』
『片付けをしないからイライラする』
『言うことを聞かないからイライラする』

というのは、裏を返せば、

『子供に対して〇〇しなきゃいけないと思い込みすぎている』

とも言えます。

宿題をやらせなければいけない。
片付けを身に付けさせなきゃいけない。
子供に言うことを聞かせなければいけない。

というような、いきすぎた決めつけが自分のなかにあるのではないでしょうか?

もちろん宿題はやらなければいけません。
片付けも身につけた方が良いでしょう。

しかし、そういった『〇〇しなきゃいけない』という意識が強くなりすぎると、結局子供を締め付けてしまい、子供の自由を奪ってしまいます。

その結果、逆に子供を反抗的にさせてしまうという結果になります。

世の中を見てみると、いわゆる『ヤンキー』と呼ばれる世の中に反抗的な子供の親は、子供に対して強圧的であることが多いです。

『宿題やりなさい!』
という教育ママ的なものから、
『家で騒いでんじゃねーよ!』
という八つ当たり的な親まで様々ですが、ひとつはっきりしているのは、子供に対して強く出過ぎると、やがて子供は反抗し始めるということです。

『まあ、宿題なんてやりたくなければやらなくていい』

ぐらいに構えた方が、むしろ勉強をしてくれるケースもあります。

それを裏付けるデータとして、『東大生は親から勉強しなさいと言われたことがない』と昔からよく言われています。

すべてを放任しろとまでは言いませんが、『これくらいまでなら大目に見る』というふうに、ルールをゆるくすることも必要なのです。

反抗的な子供の態度に隠された本音

最後に、ちょっとだけ子供の心理にも触れてみたいと思います。

みなさんは、どうしてお子さんが、

『何度叱っても、言うことを聞かない』
『何度も何度もいたずらを繰り返す』
『反抗的になって言うことを聞かない』

という行動を繰り返しているのか分かりますか?

実は、これには理由があります。
必ずしもこのパターンに当てはまるわけではありませんが、多くの場合、これらの行動の裏にはこんな本音が隠されているのです。

『お父さん、お母さんにかまってほしい』

実は、いたずらを繰り返す子、言うことを聞かない子というのは、

『親にもっとかまって欲しいと思っている子』

であることが多いです。

『親にかまって欲しいのに、どうして言うことを聞かないの? どうして悪さするの? そんなことをしたら余計に嫌われて、かまってもらえなくなるに決まってるのに』

と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。

親の言うことを聞かなかったり、反抗的な態度を取れば、あなたはどうしますか?

そう、

『叱ります』

よね?

このとき、お子さんはあなたをどうしているでしょうか?

そう、

『独り占め』

できているでしょう。

あなたが子供を叱りつけているあいだ、その間だけは、あなたは子供にかかりっきりになっているのです。

子供は、それが嬉しいのです。
だから、『悪いことをすればかまってもらえる』と思い、わざと言うことを聞かなかったり、いたずらを繰り返したりするのです。

反抗的な態度も同じです。
生意気な態度を取れば。親が怒る。怒れば、自分に構ってくれる。
そのように経験から分かっているから、何度も何度も同じ悪さをするのです。

『宿題をやらなければかまってもらえる』
『お菓子の袋を出しっぱなしにすればかまってもらえる』

と分かっているから、何度注意しても、何度注意しても同じことを繰り返すのです。

これは児童心理学などでは基本中の基本である、『イタズラを繰り返す子供の心理』というやつです。

子供にとって、一番恐ろしいのは親からの無関心です。
無視されるくらいならば、嫌われてもにくまれても、自分の方を向いていて欲しい。
そのような本能が子供にはあるのです。
本能ですから、自分で計算してやっているわけではありません。

だけど、やってしまうのです。

もしもお子さんが言うことを聞かない、何度も何度も言いつけを破る、ということで悩んでいる方は、一度、『もしかして、生活に追われて子供とのコミュニケーションをないがしろにしていたのではないだろうか?』と振り返ってみてください。

『親子仲がよい子供は、運動や勉強の成績が良い』

と言われます。
お子さんが勉強をやりたがらないのも、もしかしたら、そもそもは『親への愛情欲求が満たされていないから』なのかもしれません。

言うことを聞かない子供が必ずしも愛情に飢えているというわけではありませんが、ひとつの可能性としてぜひ参考にしてみてください。

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ほんの少し、苦しみがなくなるだけでも、人生がだいぶラクになりますよ、

⇒「育てにくい子」と感じたときに読む本

まとめ イライラは家庭の雰囲気を壊す

いかがでしたか?
『小学生の子供にイライラする!』
というお話をしてみました。

子供も成長してくると、親の言うことを聞かなくなったり、自分の好きなことを優先したりと、しだいに自分の生き方というものを身につけてきます。

それをすべて受け入れてあげるのは難しいですが、

『子供と自分は、別の人間。考え方が違うのも当然』

と割り切り、容認できるところは容認してあげた方が、かえってよい効果を生み出すこともあります。

あまり神経質に考えすぎず、適度に肩の力を抜いてみてはいかがでしょうか?

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