職場や学校で、ついイライラしてしまうことってありますよね?
嫌な同僚や上司、クラスメイトに嫌なことをされてしまい、ついついイライラしてしまい、悪い時にはそんな気持ちを何時間も何日も引きずってしまったりします。
『あのときのあのひとの態度は失礼だ』
『なんであのひとってあんなに自分勝手なの!?』
『私は悪くない。どう考えてもあのひとが悪い』
などなど。
頭のなかで同じことがグルグルグルグル回ってしまって、不愉快な気持ちがずーっと続いてしまったりします。
そんなあなたのために、
『イライラを抑える方法』
を、ご紹介します!
今現在、イライラして気分が晴れないひとだけでなく、日頃からイライラし安くて困っているひともぜひ参考にしてみてください!
イライラを抑える方法だけでなく、『そもそもなぜ人はイライラするのか?』ということも理解できるようになるので、自分の心をコントロールできるようになりますよ!
目次
イライラを抑える方法1 運動する
イライラを抑えるには運動するのが一番です。
なぜならば、人間はイライラしたときに、
『運動すること』
を、脳が求めているからです。
これは、人間がそもそもなぜイライラするのか、ストレスを受けるのかという仕組みを理解していれば、簡単に理解できます。
イライラする原因とは? イライラのメカニズム!
人間の感情というのは、当然、元をたどれば『生物としての本能』から生まれています。
人間だって生き物なのだから、当たり前ですよね?
恋愛感情だって、元をたどれば子孫を残したいという本能ですし、
おいしいものを食べたい!という気持ちだって、元々は栄養価の高いものを食べて生存するための本能です。
では、イライラとは何かというと、
『本能の命令に従えていないこと』
から生まれるものです。
たとえば、あなたが今、お腹が減っているとします。
本能は当然、『ゴハンを食べろ』という命令を出しますよね?
でも、あなたは今ダイエット中で、ゴハンを我慢しているとします。
すると、脳や本能が
『なんでゴハンを食べないんだ! このままじゃ死ぬぞ!なにやってんだ!』
と、『欲求不満のサイン』を出すのです。
これが、イライラの原因です。
本能の命令に、私達が逆らっている場合に生まれる葛藤というか、脳の『欲求不満サイン』というわけです。
もちろん、睡眠不足のイライラだって同じです。
人間関係のイライラのほとんどが、運動で解決する理由
さきほどの、空腹や睡眠不足のイライラは、原因が分かりきっているので解決も分かりやすいですよね?
『食べる』か『寝る』かだけです(笑)
でも、人間関係のイライラはどうでしょうか?
大抵のひとはこちらのイライラの方が多いと思います。
ですが、これは最初に書いた通り、『運動』によってかなりの確率で解決します。
なぜか?
これも、人間を『生き物』として考えれば、すぐに理解できます。
人間を動物として考えたときに、『嫌なヤツ』というのはどういう相手のことだと思いますか?
簡単です。
『敵』
のことです。
では、敵が現れたとき、大昔の、本能のみで生きていたころの人間はどういう行動をしていたと思いますか?
これも簡単ですよね?
『戦う』か『逃げる』かのどちらかです。
つまり、私たちの本能は、嫌な相手や腹の立つ相手、つまり『敵』が現れたとき、
『戦ってぶっ倒せ!』
または、
『今すぐその場から逃げろ!』
の、どちらかを実行しろ!というサインを脳に送ってくるのです。
でも、当たり前ですけど、文明が発達した今現在の社会で、『嫌なひとがいるからぶっ飛ばす』とか、『会社から逃げます』なんて、選べるわけがありませんよね?
どんなに嫌な相手が会社や学校にいたとしても、そうそうケンカするわけにもいかないし、逃げるわけにもいきません。
そんなことしたら、自分がクビになってしまいます。
でも、それだと本能がまったく納得してくれません。
『なんで戦わないんだ! なんで逃げないんだ! そいつは敵だぞ! ほら、はやく行動しろ! なにやってんだ!』
というような警告をガンガンに送ってきます。
つまり、これが『本能の欲求』です。
戦うか、逃げるか、そのどちらかを実行したいという欲求が、無意識のなかで生まれているのです。
でも、それが出来ないから、『欲求不満』になり、イライラするのです。
お腹が減っているのに食べ物を食べられない状態と、まったく同じですよね?
では、それをどうやって満たせばいいのかというと、それが運動です。
ストレスは運動をうながすサイン
なぜ運動すると対人関係のイライラを抑えられるのか?
簡単です。
『戦う』も『逃げる』も、どちらも結局は、
『運動』
ですよね?
なので、運動をすれば、脳が『戦った』『逃げた』と勘違いし、欲求が満たされるので、イライラが解消されるのです。
運動して筋肉を使うことにより、脳が『命令に従った』と勘違いするのです。
それだけでなく、脳内に快楽ホルモンなどが分泌され、イライラを解消してくれます。
みなさんも、適度に運動する習慣がある人ほど、いつもニコニコしている印象がありませんか?
あれは、脳内に『セロトニン』と呼ばれる精神安定物質が多く分泌されていることと、運動することによって脳が『戦った』と勘違いし、人間関係のイライラを自然と解消していることが理由です。
『ストレスは運動させるための燃料』
という言葉も、どこかで読んだ記憶がありますが、まさにその通りだと思います。
ただし、やりすぎると今度は『休息を取れ!』と本能が命令してくるので、それを無視するとそれはそれでイライラしてきてしまいます。プロスポーツ選手などはこっちのイライラが多いかもしれませんね。
というわけで、人間関係のイライラには運動が有効であるという理由が理解していただけたと思います。
実際、私もジョギングをした日やその翌日などは、気分が良くスッキリしていることが多いです。
(ちなみにコミュニケーション能力も明らかに上がります)
また、男性の場合は筋トレもオススメです。
筋肉がついて自分を『強い』と感じられるようになると、自信がつくのでそうそう簡単に他人を『敵』だと思わなくなります。
なぜなら、周りの人間より自分の方が強いと本能が思い込むからです。
ライオンがチワワを敵だと思うことがないように、自分自身を強いと思えるようになれば、ちょっとやそっとのことでは動じなくなります。
外国の一流会社の社長のなかに筋トレマニアが非常に多いのも、筋トレをすると心が強くなることを経験から知っているからです。
ちなみに、筋トレをすると『テストステロン』という男らしさを作る男性ホルモンが多く分泌されますので、性格も男らしくなりますよ。
(女性も適度にやるぐらいならシェイプアップ効果が期待できます)
イライラを抑える方法2 大声を出す(カラオケ)
『対人関係のイライラを抑えるには運動が一番』
というお話をしましたが、それ以外の方法もご紹介しておきます。
まずは、大声を出すことです。
なぜかというと、人間は声を出すことによって感情を抑えることができるからです。
というと、意外なことのように聞こえるかもしれませんが、これって実は私たちも日常てきに経験していることですよね?
たとえば、驚いたとき。
『うわああっ!』
って、大きな声を出しますよね?
なぜそんな声を出すのでしょうか?
また、気分が良いときについ鼻歌を歌ってしまったり、逆にイライラしてストレスが溜まっているときなどにカラオケで大声で歌ってしまうのはなぜだか分かりますか?
答えは簡単です。
『声を出すことで、たかぶりすぎた感情をしずめようとしているからです。』
気分が良いときも、イライラしているときも、ビックリして感情が一気に高まってしまった瞬間も、実は人間の健康のためにはあまり良くありません。
人間は本来、『普通』の状態こそがもっとも良いのです。
気分が良すぎても、悪すぎても、その状態が長く続きすぎると実は体には良くないのです。
(判断力も低下しますので)
ですので、私たちは無意識のうちに、感情を『普通』に戻す行動を取るのです。
それが、声を出すことです。
たとえば、映画を観て感動しているときなどに、
『あー!』
といって、声を出しながら観たらどうなるでしょうか?
まったく感動できませんよね?
これと同じで、声を出すことで、人間は感情のたかぶりを抑え、気分を元に戻すことができるのです。
イライラしたときにカラオケに行きたくなるのは、こういう仕組みがあるからなのです。
ですので、イライラを抑えたいときは、カラオケなどで大きな声で歌ってみてください。
それだけで、スッキリできますよ!
方法3 紙に不平不満を書く
イライラしたり、落ち込んだりしているときは、紙に自分の気持ちや考え、心配事の内容を書くと抑えられます。
なぜなら、気持ちを文字にすることにより、感情を吐き出すことができるからです。
そして、自分を客観的に見ることができるからです。
『自分はなぜ悲しんでいるのか?』
『なぜ苦しいのか?』
『なにに悩んで、どうしたいのか?』
それらをすべて、ありのままに文字にすることにより、冷静になれるのです。
ちなみに、不平不満を書いた紙は、スッキリしたら丸めてすぐに捨ててしまいましょう。
別の日にうっかりその紙を見てしまったら、あまりのネガティブさに不愉快になってしまうかもしれませんので(笑)
方法4 部屋を掃除する
部屋を掃除すると気持ちがスッキリします。
なぜかというと、部屋が散らかっていると脳がすさまじいストレスを受けるからです。
その証拠に、不登校の子供がいる家庭や、凶悪事件が発生した家は必ずといってよいほど散らかっています。
つまり、部屋が散らかっているとイライラしやすくなったり、ネガティブな感情が生まれやすくなってしまうのです。
ということは、掃除をするとその逆が起きるということです。
いつもピカピカで、いらないものを捨てて部屋のなかをシンプルにすれば、イライラすることは激減します。
関連記事
『掃除のやる気を出す方法!やる気が出ない・面倒くさい時の特効薬!』
方法5 健康的な食事を心がける
食べ物もイライラの原因になります。
刺激物や添加物、塩分や糖分を摂りすぎると、胃がダメージを受けたり血糖値が乱高下したりして、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなってしまったりします。
糖分というと甘いものだけだと思われがちですが、ゴハンやパンなども口のなかで糖分に変わっているので、食べ過ぎれば危険です。
一説には、うつ秒の原因も炭水化物の摂り過ぎにあるのでは、という話もあります。
(うつ病者1人もいない、炭水化物をまったく取らなかった民族が、炭水化物を食べる文化を取り入れた途端にうつ病になった、というデータがあります)
野菜を中心とした食事メニューに変え、食べ過ぎないようにすれば、体だけでなく心も健康になれます。
オススメしない方法 愚痴を言い合う
最後に、イライラを抑える方法としてあまりオススメしない方法をご紹介します。
『グチを言い合うこと』
です。
これは、サラリーマンなどが日常的に行っていることですが、正直あまりオススメできません。
なぜなら、その場はスッキリしても、結局はイライラを増幅させたり、余計にイライラしやすい心を作ってしまうからです。
ネガティブ感情を紙に書いて吐き出す方法と違い、延々とグチや悪口を言い合うので、スッキリするどころで気が付けばどんどん心にネガティブな感情が溜まっていきます。
脳科学的にも、他人の悪口を言ったり聞かされたりすると、脳はそれを『自分が言われた』ように錯覚してしまい、知らず知らずのうちにストレスを受けるという話もあります。
実際、居酒屋でグチを言い合っている人たちのなかで、人生を幸福に生きているひとなどほとんどいません。
結局はその場ですっきりした気持ちになるだけなので、グチを言い合うのはやめておいた方が良いでしょう。
関連記事
『悪口を言わない方法!グチやネガティブ感情はデメリットだらけ!』
まとめ
いかがでしたか?
『イライラを抑える方法』
をご紹介しました!
イライラしているときって、本当に嫌な気持ちですよね?
同じことを何度も何度も頭のなかでグルグル考えたり、いつもなら笑って流せることも流せなくて、人間関係を悪くしてしまったり…
そんなことにならないよう、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください!
それでは、また。
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