自分が嫌いで消えたい。好きになりたいけど好きになれない時の対処法

 最近、『自分が嫌い』ということで悩んでいるひとが多いですよね。
 自分が嫌いになると本当に生きているのが辛くなります。

 出来ることなら自分を好きになりたいと思うけど、
 イヤなところばかり目についてなかなか好きになれない。
 いっそ消えてなくなってしまいたい。
 
 辛いですよね……。

 今日はそんな辛い悩みの解決法をご紹介したいと思います。

 

自分が嫌いで消えたい。いなくなりたい

 
 なにを隠そう、僕自身も中学・高校時代は自分が嫌いでした。
 いいえ、もしかしたら二十歳の前半ぐらいまでは嫌いだったかもしれません。

 何をやっても続かないし、
 これといった特技もない。

 頭がいいわけでも顔がいいわけでもないし、
 それどころか平均以下。

 さらには高校に入ってコミュニケーション能力も下がり
 友達もいなくなっていたので、
 孤独とみじめさで
 自分が嫌いという感情はさらに加速していきました。

「もっと〇〇くんみたいにカッコ良い顔に生まれたら……」

「もっと明るい性格だったら……」

 という悩みから始まり、

「なんで僕ってこうなんだろう……」

「生きていて意味があるのかな……?」

「いっそどこか遠くへ行くか、消えてしまいたい……」

 
 こんな風に、
『自分が嫌い』という感情はどんどん悪化していきました。

 これはきっと僕だけではないと思います。
『自分が嫌い』という悩みはそれだけ深刻な問題なのです。

 なぜなら、自分が嫌いだと何もかもが楽しくなくなるから。
 毎日が辛く、むなしくなるから。

 さらには自分が嫌いだと、
自分以外の人間もやがて嫌いになっていきます。

 すると当然、周りの人間からも孤立していきます。
 自分が嫌いでただでさえ辛いのに、
 そのうえに孤独になるという負のスパイラルにおちいります。

 

好きになりたいけど好きになれない

 
「もう嫌だ。こんな自分を変えたい。
 自分のことを好きになりたい」

 高校生の僕は本気でそう思いました。
 
 だけど、無理でした。

 自分を好きになりたい、
 好きにならなくちゃといくら頭で思っても、
心の底では自分が嫌いなまま。

 自分の良いところを探して好きになろうとするも、
 そもそも良いところが見つからない。

 がんばってクラスメイトたちに話しかけて
 友達を作ろうと思っても、
 上手く話せずに結局は孤立。

「やっぱり僕はなにやってもダメなんだ……」

「元々こういう性格なんだから、どうしようもないんだ……」

 そんなふうに思って余計に傷つき、
 ますます自分のことが嫌いになっていきました。

 そしていつしか自分を好きになるということを諦め、
絶望しながら日々を過ごすことになりました。

 すると次第に、
 僕のなかにこんな感情が芽生えてきました。

「自分はずっとこんな人生を生きるんだ……」

「こんな人生、辛いだけじゃないかな……」

「いっそ消えてしまいたい」

 強すぎる孤独と無気力が、
 僕から生きる気力をうばいとってしまいました。

 
 幸い、
 僕は様々な方法や出会い、時間の流れによって
 このような最悪の状況から抜け出すことができましたが、
 今でもあのころの僕と同じ悩みを抱えて苦しんでいるひとは
 多いと思います。

 特に思春期は心がとても弱くなるので、
 同じように
『自分が嫌い。いなくなりたい』
 と悩んでいるひとは多いと思います。
 
 そして誰にも相談出来ずに、
 ひとりで苦しんでいるひとはたくさんいるでしょう。

対処法は?

 ではいったいどうすればこの苦しい悩みから解放されるのでしょうか?
『自分が嫌い』
 な状態を、
『自分が好き』
 な状態にするにはどうしたら良いのでしょうか。

 その方法はたくさんありますが、
 今日はそのなかでも有効なもの三つをご紹介します。

自分の良いところを紙に書く

「え? 自分の良いところなんて見つからなかったって
 さっき書いてたじゃん」

 と思いますが、
 それは正確には
「思いついたけど実感できない」
 というやつなんです。

 どういうことかというと、
「自分の良いところ……ええと、マンガに詳しいことかな」

「でもそれって長所じゃないし……」

「じゃあひとを傷つけないように気を使えるところ?」

「いや、そんなのただ単に気が弱いだけだし……」

 
 みたいな感じで、
 思いつくことは思いつくのですが、
すぐに自分で打ち消してしまうんです。
 なぜなら、
自分が嫌いなひとにとって自分の良さを認めることは、
 うそくさくて納得できないからです。

 ではどうすればいいのか?
 それが
『紙に書くこと』
 なんです。

 なぜ紙に書くと良いのかというと、
『紙に書くと頭に刻み込められる』
 からです。

 人間にはRAS効果という脳の機能があって、
 自分が必要としている情報を脳が選びとる
 機能があるんです。

手書きで紙に自分の良いところを書くと、
 その情報が強く脳にインプットされます。
 さらにRAS効果により、
 その情報を裏付けるデータがどんどん選び取られていって、
 気がつくと紙に書いたことが『重要な情報』として
 インプットされるのです。

 分かりやすく例を出すなら、
『僕は頭がいい
 とあなたが紙に書いたとすると、
 脳みそはその瞬間から
『僕は頭がいい』
 と思えるようなデータを集めだします。
 それもそれから何日間も。

 そんなときにたとえばあなたが
 テストでクラスよりちょっと高い点を取ったりすると
『ほら! やっぱり僕は頭がいい!』
 と、いつもなら「このぐらいの点数、大したことない」
 と思うところを、
『頭がいい証拠!』
 としてインプットしてくれるのです。

 これが積み重なっていくと、
 いつの間にかあなたは自然と
『僕は頭がいいんだ!』
 と思えるようになっていきます。
 これが自信につながり、
 やがては自分が好きになっていくのです。

 これを応用して、
 日記をつけるのもかなり有効な手段です。
 

『成功者の多くは日記をつける習慣がある』
 とよく言われるのは、
 こうやって日記に自分の良いところなどをたくさん書いて、
 自信をつけていたからなのかもしれませんね。


 

本を読むこと

 本を読むことも自分嫌いを直すのに
 とても効果があります。

 コミュニケーション方法の本や
 心理学の本などをたくさん読むことで、
 自分のことを客観視することが出来ます。

 基本的に自分が嫌いなひとというのは
『自分の悪いところばかり気になる』
 というクセがついてしまっているので、
 本を読むことで
『それほど悪くないかも……』
『僕みたいな悩みを持ってるひとってたくさんいるんだ。
 僕だけがダメなわけじゃない」
 と思えるようになるのです。

 

時間が解決してくれるのを待つ

 最後は方法というよりもアドバイスです。

 それは
『あまり焦って解決しようとしない方が、かえって解決が早い場合もある』
 ということです。

 特に思春期のころは、
 誰でも自分に自信がなくなります。
 なぜかというと成長のために
ホルモンが大量に分泌されて、
 心が落ち着かなくなるからです。

 だから中学生・高校生のころに深刻な悩みだったことも、
 大人になって振り返ると、

「なんであんなことに悩んでいたんだろ?」

 と自然と思えることが実に多いです。(ニキビとか笑)

 だからあんまり無理して
『自分を変えなきゃ!』
 と思わずとも、
 自然体のままで過ごした方が良い
 場合もあると思います。

 これは多くの大人が自信を持って言えることだと思いますよ。

まとめ

 いかがでしたか?
 自分が嫌いという悩みを解決する方法をいくつかご紹介してみました。
(この他にも関連記事はいくつかあるので、
 良かったら読んでみてください、たとえばコレ。
 劣等感を克服!人に対する嫉妬で攻撃する?嫌悪感の原因と対策も)                      )
 

『自分が嫌い』
 という悩みを解決することは簡単なことではありません。
 ですが、絶対になくならないものではないこともまた、
 知っておいて欲しいと思います。

 今の自分じゃどうすることも出来ないことも、
 時間が解決してくれるケースがたくさんあります。
 
 だからどうかかつての僕のように
『消えたい』
 なんて思わずに
 ありのままの自分を受け入れてみてください。

 それでは、また。

※もっともっと自己嫌悪を直す方法を知りたい!という方は、僕が自分嫌いを克服した体験談をさらに詳しく記した記事がありますので、ぜひ読んでみてく』さい!
自己嫌悪に悩んでいる方たちから『共感した!』『救われた!』というコメントを何度も貰っている渾身の記事です!

→『自分が嫌いな原因と治し方!自己嫌悪を克服した私の体験談!

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