言ってることとやってることが違う人の心理!本音を見抜くコツは?

あなたの周りに、

『言っていることとやっていることが違う人』

っていませんか?

『家族が一番大切』

とか言いながら、ちっとも家族を大切にしていない夫や、

『恋愛に興味ないのよね~』

とか言いながら、恋愛している同僚女性に嫉妬する先輩社員など。

言っていることとやっていることがちぐはぐで、

『このひとって、何考えてるのか分からない…』

というひとって、けっこういると思います。

でも、実はそういう人の本音は非常にシンプルで、いとも簡単に理解できてしまいますので、ぜひこの機会に理解しておいてください!

言ってることとやってることが違う人の心理は超単純!

言っていることとやっていることが違う。

こういうひとの心理は、本当に単純で簡単に理解できます。

それはなにかというと…

『言い訳をしているだけ』

です。

はい、これだけです。これ以外に理由はありません。

たとえば、『金稼ぎなんて人としてみっともない。人と人との触れ合いこそが幸せなんだよ』と、いつも主張している男性がいたとします。

彼の本音はなにかというと、

『お金が欲しい』

です。

いいえ、もっと正確に言うと、

『お金が欲しいけど、お金を稼ぐ能力がないから稼げない。そんな自分が恥ずかしい』

と、思っているのです。

だから、自分のコンプレックスを隠すために、

『お金儲けはイヤラシイ。俺はそんな下品なことに情熱を燃やしたりはしない高尚な人間なんだ。だから金がないだけで、稼ごうと思えばいつだって稼げる』

というようなことを、他人にも自分にも言い聞かせているのです。

同じく、

『結婚なんて時代遅れ。男に養ってもらおうとする女は自立していない』

というようなことを主張する女性がいたとします。

彼女の本音は…もちろん分かると思います。

『結婚したいけど、相手をしてくれる男性がいない。モテない自分が恥ずかしい』

というものです。

このように人間はコンプレックスがあると、それを『言葉』によって隠そうとするのです。

ビジネスの世界では昔から、

『出世競争に負けた男は、愛に逃げる』

と、言われています。

どういうことかというと、出世できなくなった男性の多くは、このようなことを言い出し始めるというものです。

『出世競争なんて幼稚で馬鹿らしいよ。あんなものに情熱を燃やすのは欲深い低レベルな人間だけだ。そんなものより、家族と暖かい時間を過ごした方が幸せに決まっている』

と、こんな感じです。

一見すると、確かに言っていることは間違いではないような感じもしますよね?
少なくとも、これがそのひと個人の価値観だというならば、なんら問題はありません。

しかし、こういった男性にはひとつ大きな問題があるのです。

それはなにかというと、

『本当は家族との時間なんて大切にしていない』

という点です。

矛盾した言動=言い訳をしているだけ

たとえば、こういった男性の場合、こんな矛盾した言動をします。

『出世なんてくだらない。家族が大切』

と、口では言うくせに、休みの日になると家でゴロゴロ。

家族との時間なんて取りませんし、子供と一緒に遊びに行ったりもしません。

口を開けば、出世しているひとや世の中の社長などをボロクソにけなしてばかり

それでいて、同僚が出世すると悔しそうにしたり、自分より給料の高いひとを妬んだり…などなど。

矛盾しっぱなしですよね?

それもそのはずで、このひとの本音は、

『出世したい。偉くなりたいのにできない。競争に負けた自分が恥ずかしい』

というのが本音だからです。

家族への愛情なんて、全部ウソです。

『俺は家族との時間が大切だから、仕事に時間を使えなかっただけだ。だから出世できなかったんだ。オレに能力が足りないわけじゃない!』

ということを、自分にも他人にも言い聞かせているのです。

そして、そのことを自分で分かっていないのです。

これがやっかいなところなのですが、人間というのは自分の本音を自分では分かっていなかったりするのです。

『家族が大切。出世なんてくだらない』

というひとは、頭では本当にそう思っています。

でも、本音では『出世したい』と思っているので、言っていることとやっていることが違ってくるのです。

つまり、言っていることとやっていることが違う人というのは、コンプレックスを隠そうとしているひとがほとんどなのです。

勉強できないけど友達は多いひとが、『勉強なんて何の役にも立たねーよ!友達と遊ぶ方が人間として大切だよ』と行ったり、

勉強はできるけど友達がいないひとが、『勉強もしないで友達と遊んでる奴は頭が悪いだけだろ。自分ひとりで何もできねーから群れてるんだよ』

と、言ったりするのもまったく同じです。

自分のコンプレックスを隠すために、自分が今現在持っているものの価値をことさらに強調して、自分は劣っていない、悔しくない、負けていない、と主張しているだけです。

つまり、言い訳なのです。

モテない男の子が、『彼女とか興味ねーし』などと言って、合コンに行くのを拒否するようなものです。
しかしそれでいて、かわいい女の子にちょっとで言い寄られると嬉しそうにしたり、話しかけたそうにモジモジしたり、好かれようとしてカッコつけたりするのと同じです。

言っていることやっていることが違う人というのは、『本当はやりたいこと』を隠している人が大半なのです。

自分を良く見せたいだけの言葉

『劣等感を隠すために言い訳する人は確かにいるし、分かりやすいけど、それ以外にも「言っていることとやっていることが違う人」はたくさんいるんじゃないの?』

と、思ったひともいるかもしれません。

確かに、なかには劣等感(コンプレックス)を隠す以外の目的で本音とは違うことを言うひとがいます。

たとえば、彼氏。

彼女にたいして、

『〇〇のことが大好きだよ。愛しているよ』

と口では言っているのに、ちっともメールを返さない。デートも断る。他の女性と合コンする…などの矛盾した行為はをするひとがいます。

こういうひとは、ようするに、

『言葉で自分を良く見せたいだけ』

なので、言動に矛盾が生まれるのです。

同じく、上司などが、

『責任はオレが取るから、恐れずにチャレンジしてみろ』

と言っていたのに、失敗したらものすごく怒られた…などのケースもあります。

これもまた、

『いかにも自分は立派な上司であるかのように見せかけたかっただけ』 

というのが本音なので、矛盾が起きるのも当然です。

このように、言っていることとやっていることが違う人というのは、コンプレックスを隠す場合も、そうでない場合も、ようするに突き詰めてしまえば、

『言葉を使って、自分を良く見せたい』

という心理が隠されている場合がほとんどです。

彼女に対して甘い言葉を囁いておきながら行動が伴わない彼氏は、ようするに大して彼女を愛していないし、面倒くさいだけです。

部下に良い顔をしておきながら責任逃れする上司も、本当は最初から責任を取るつもりなんかなかったのです。

『俺が責任取るから』

と、言っておいて成功すれば、部下にも尊敬されるし、自分でも『オレは男気のある上司だ!』という自己満足を味わえますしね。

言っていることとやっていることが違う人間の本音というのは、

『自分をよく見せたいだけ』

という一言に集約されるのです。

本音を見抜くコツは?

矛盾している人の本音を見抜くのは簡単です。

『行動を見ること』

ただこれだけです。

人間、口で言うのは誰でもできます。

『家族が大事』

『俺が責任を取る』

『〇〇のことが世界で一番大事』

などなど。

美しい言葉、かっこいい言葉はいくらでも言えます。

でも、言っていることとやっていることが違う人間というのは所詮、

『言っているだけ』

なので、行動が伴いません。

行動が伴わないということは、それが本音ではないということです。

そしてもうひとつ、相手の言葉が本音ではないということを見抜くコツをご紹介します。

特に、相手がコンプレックスを隠している場合は、以下のポイントをチェックするだけで簡単に見抜けます。

『相手の本音を見抜くコツ』

1、行動が伴っていない。
2、〇〇を持っていないひとを見下す。
3、聞いていないのに語る。
4、しつこい。

1の行動が伴っていないというのはすでに触れましたが、問題は2~4です。
これらの特徴を持っているひとは、間違いなくコンプレックスを隠そうとしています。

たとえば、収入が低いことにコンプレックスを持っている女性は、

『お金なんていくら持ってても幸せになれないわよ。人間の幸せはそういうものじゃないの。そんなことも分からずお金ばかり追いかけているひとって哀れよね。教養がないわ。私は、今の仕事に生きがいを持っているから人生が充実しているの。自分の考えも持たずに目先の幸福ばかり追いかけているひとって不幸よね』

というように、『お金を持っているひと』を見下し、

さらに、『聞いてもいないのに』お金と人生論を語ってきたり、

ことあるごとに『同じような話』をするのであれば、そのひとは『お金がない自分にコンプレックスを持っていて、それを隠そうとしている』と思って間違いないでしょう。

聞いてもいないのに語りだす、というのは、自分のコンプレックスを隠すためについついでてしまう防御反応ですし、何度も何度もしつこく繰り返すのも、『私はお金になんて興味ない!』と、他人に印象づけないと安心できないという怯えがある証拠です。

矛盾している人と付き合っていくコツは?

では、矛盾している人とどうやって付き合って行けば良いのでしょうか?

答えは、

『その人の本音を理解したうえで、適当に流す』

というのが、もっともラクです。

相手は本音を言っているわけではないので、まともに話を聞くだけ損です。

本当は家族を愛しているわけでもないのに、『家族が大切だよ』としつこく説いてくるひとの話に付き合っても、相手の自己満足に協力するだけで、こちらには何の得もありません。

『あー、このひと、出世できなかったのが悔しいんだな』

と、見抜き、『そういうひと』なんだと割り切って、適当に流してしまうのが一番です。

このタイプのひとは、『自分の言い訳に付き合ってくれる人』を見つけると、何度でも付き合ってもらおうとします。
慰めて欲しいからです。

そんな人と関わっても疲れるだけなので、適度に距離を取るのが一番です。

また、彼氏が矛盾した人ならば、彼の言葉ではなく行動をしっかり見て、本音を確かめることが大切です。

愛している、と言いながら、ようするに都合の良い女にされていないか、悪い言い方をすると、彼の遊び相手として利用されているだけじゃないのか、など、改めて彼の態度と行動を見直してみましょう。

個人的には、言っていることとやっていることが矛盾している人間とは、早めに縁を切った方が良いと思いますが…。

まとめ

いかがでしたか?

『言っていることとやっていることが違うひとの心理』

を、ご紹介してみました。

前に、某掲示板で、『職場で言っていることとやっていることが違うひとがいるんですけど、彼は何を考えているんですか?』という質問を見たのをきっかけに、ちょっと書いてみました。

何を考えているも何も、ものすごく簡単だと思うのですが…と思いました(笑)

『自分のコンプレックスを隠そうとしているだけ』

『自分をよく見せたいだけ』

ただこれだけです。

こういうタイプのひとに振り回されないように、みなさんも気をつけてください!

それでは、また。

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