『ヨーグルトダイエット』
というものをご存知でしょうか?
数年前からテレビでたびたび紹介され、今なお根強い人気を誇っているダイエット方法のひとつです。
体験者の声を聞いても、
『ヨーグルトダイエットをしたら痩せた!』
『便秘が解消されてお腹周りがスッキリした!』
というひとが非常に多く、専門の本まで出版されているぐらいです。
そこで今回は、
『ヨーグルトダイエットの方法と効果・注意点』
について、ご紹介していきたいと思います。
目次
ヨーグルトダイエットとは?
最初に、ヨーグルトダイエットとはどんなダイエットなのかをご紹介しますが、実はヨーグルトダイエットのやり方は一つだけではなく、いくつかの種類があります。
主なものを挙げると、こんな感じです。
〇ヨーグルトを間食して食欲を減らすダイエット。
〇朝昼晩のどれか一食をヨーグルトに置き換えるダイエット。
〇1~2日間、ヨーグルトと水のみにするプチ断食。
だいたい、これら4つに分類されます。
それぞれ効果や目的が違うので、ひとつずつ効果を説明していきます。
ヨーグルトダイエットの効果
それぞれのヨーグルトダイエットの効果について説明します。
食前・食後にヨーグルトを食べるダイエット
こちらは、『ヨーグルトに含まれる乳酸菌や、脂肪燃焼に効果のあるカルシウムを多く摂取することによって、代謝を上げたり消化を良くして痩せる』ということを目的としたダイエットです。
ヨーグルトには、豊富な乳酸菌やカルシウムが含まれています。
乳酸菌のなかでも、腸の調子を整える善玉菌を多く摂取すれば、便通が良くなり、痩せやすい体質になっていきます。
最近は腸の研究が盛んで、
『太っているひとは、腸が汚い』
とまで言われるようになってきました。
しかし、ヨーグルトを食前・食後に取ると、食べ物と一緒に善玉菌が腸に送られるので、便秘が治り、肌もキレイになって、体重も落ちていく…というのが、この『食前・食後にヨーグルトを食べる』というダイエット方法です。
ちなみに、食前に食べるとカルシウムが多く摂取され、食後に食べると乳酸菌を多く腸に送れる、と言われています。
『便秘気味、もしくはカルシウム不足気味の人』
には、こちらのダイエット方法がオススメです。
(やり方は次の章でご説明します)
ヨーグルトを間食して食欲を減らすダイエット
こちらは、よくある『ご飯の前にあえて間食することで、食欲を抑えて食べ過ぎを防ぐダイエット』の部類です。
人間は、血糖値が下がると食欲が湧きます。
血液のなかに糖分が少なくなると、糖分を栄養にしている脳が『糖分が少なくなってきた!なにか食べろ!』と命令を出すのです。
これが食欲です。
そして、いったん食欲がわくと、私たちはついつい食べ過ぎてしまい、必要以上のカロリーを摂取してしまいます。
ですが、『ご飯の30分~1時間前にヨーグルトを食べる』ことによって、血糖値をわずかにあげておくと、ご飯の時間には『そんなにお腹が減っていない』という状態にできます。
実際、ものすごくお腹が減っているときも、なにかを軽く間食して1時間もすると、『食欲なくなっちゃったな…』となってしまうことが多いです。
これを利用して、あえて食事の前に間食をすることにより、夕食などの食べ過ぎを抑えることができます。
そのうえ、ヨーグルトは低カロリーで栄養価も高く、腹持ちも良いので、間食にはピッタリです。
『食事制限したいけど、いざご飯の時間になるとついつい食べ過ぎちゃう…』
という悪い癖があるひとには、最適なダイエット方法です。
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朝昼晩のどれか一食をヨーグルトに置き換えるダイエット
こちらはいわゆる『置き換えダイエット』の一種です。
朝昼晩のどれか一食を、ヨーグルトに置き換えることにより、1日のトータルのカロリー摂取量を減らして痩せる、というものです。
また、消化に優しいヨーグルトだけを食べることで、『胃や腸を休ませる』という効果もあります。
1日の摂取カロリーが減れば当然、痩せていくので、ダイエット効果も高いです。
ただし、肉体を使う仕事の場合や食事が偏っているひとの場合は、すぐに『栄養不足』になって貧血になってしまうという危険性もあります。
明らかに食べ過ぎているひと、日中の仕事や活動でそれほどエネルギーを使わない人ならチャレンジしてみると良いかもしれません。
1~2日間、ヨーグルトと粗食にするプチ断食
こちらは、今回紹介している4つのヨーグルトダイエットのなかでも、もっとも即効性があるダイエット方法です。
『1日~2日間、ヨーグルトと簡単な食事しか食べない』
というダイエットです。
数年前から、土日の間だけ断食をしたり、朝・昼の食事を抜いて18時間、意を休ませる『プチ断食』がブームとなっています。
このダイエット方法は、『何も食べない代わりにヨーグルトと粗食を食べる』という方法です。
なぜヨーグルトなのかというと、プチ断食をした場合、まず真っ先に落ちるのが筋肉であり、筋肉がやせ細ると代謝が落ちて、逆に痩せにくい体になってしまいます。
それを防ぐために、タンパク質が豊富なヨーグルトを食べ、『筋肉は減らさず、脂肪だけを落とす』という断食方法として、このヨーグルト断食が考案されました。
実際、私もヨーグルト断食ではありませんが、プチ断食ダイエットを試してみたことがあります。
そのときは、1日1kgほどのペースで痩せていきました。
ですので、確かに即効性は高いです。
しかし、断食ダイエットには摂食障害などの危険性も伴うので、個人的にはオススメしません。
どうしてもやりたい場合は、キチンとした専門家のもとで行うようにしましょう。
特に、育ち盛りの中学生・高校生は絶対にやってはいけません。
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ヨーグルトダイエットの方法
各ヨーグルトダイエットの具体的なやり方についてご説明していきます。
基本は『ヨーグルトを食べるだけ』なので、難しく考えることはありません。
食前・食後ダイエットのやり方
〇食前or食後にヨーグルトを100ml(3個入りのやつ1つ)ほど食べる。
〇食前だとカルシウムが、食後だと乳酸菌が多く摂れる。
〇朝・夜の二食ぐらいが好ましい。
基本的には、朝か夜、もしくはその両方で小さめのヨーグルトを食べるだけです。
ただし、ヨーグルトは小さいものでも100カロリーほどはありますので、食べ過ぎは厳禁です。
また、ヨーグルトを食べた分、気持ち、食事の量も減らしてみると良いでしょう。
早ければ数日で便通が良くなり、体調が良くなっていくのを実感できます。
間食ヨーグルトダイエットのやり方
こちらもやり方は簡単です。
〇食事の30分~1時間前に100ml(3個入りのやつ1つ)ヨーグルトを食べる。
〇食べ過ぎてしまいやすい夕食の一時間前が好ましい。
こちらは、食前・食後と違って『間食』なので、食事の1時間前ぐらいがちょうどよいです。
決して食べ過ぎず、3つ入りにうちの1つぐらいの量を守ってください。
また、ヨーグルトは基本的に何でも良いのですが、『砂糖』を入れるのは厳禁です。
砂糖を入れてしまうと、血糖値が上がりすぎてしまい、結果的に食欲が増してしまいます。
ヨーグルトダイエットの基本は砂糖や糖分がほとんど入っていない『プレーンヨーグルト』を食べることです。
『間食=甘いものを食べていい』
と勘違いして、砂糖を入れるのは絶対にやめましょう。
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置き換えるダイエットのやり方
こちらもやり方は簡単です。
〇朝昼晩のどれかの食事を、ヨーグルト一個(100ml)に変える。
置き換えダイエットのやり方はこれだけです。
ただし、『朝昼晩のどれを置き換えるのか?』は、個人の体質が大きいので、自分に合った時間帯を選びましょう。
個人的には、忙しくて時間の取れない『朝』をヨーグルトにするのがオススメです。
最近は『朝食有害説』のように、
『本来は消化の時間であるはずの朝に物を食べると、むしろ内蔵を疲労させて体に悪い』
という説も有力になってきています。
また、夜や昼だけをヨーグルトに変えようとしても、会社の付き合いがあったりして、なかなかうまくいきません。
その点、朝食なら誰にも邪魔されることなく、毎日キチンとヨーグルトに置き換えることができるので、オススメです。
ただし、育ち盛りの中学生・高校生は、やはりやらない方が良いでしょう。
背が伸びなくなったり、授業に集中できなくなって成績が落ちる可能性があります。
置き換えヨーグルトダイエットは、少なくとも30歳以上の人でないとオススメできません。
(30歳以降は、朝食を抜いたり軽めにするとむしろ体調が良くなっていきます)
ヨーグルトプチ断食のやり方
こちらは、今回ご紹介するヨーグルトダイエットのなかで最も気をつけて行わなければいけないダイエットですので、やり方をよく読んでから実行してください。
〇断食をするのは土日の2日間。
〇断食をする2日前から、食べる量を減らして胃を準備させておく。
〇朝と昼はプレーンヨーグルト100ml、野菜ジュース(コップ一杯)のみにする。
〇夜はおかゆと具なし味噌汁一杯のみにする。
〇水はいくら飲んでも良い。
と、このような感じです。
勘違いしやすいですが、ヨーグルトだけをずっと食べ続けるわけではありません。
夜はおかゆと具のない味噌汁を一杯ずつ食べます。
これを2日ほど行うことにより、腸内環境が改善されて便通が良くなり、食生活も改善されて痩せやすい体質になると言われています。
ただし、なかにはひどい頭痛や腹痛に悩まされたり、貧血で倒れそうになってしまったひともいるそうなので、ちょっとでもキツイと思ったらすぐにやめましょう。
個人的に、断食系のダイエットはオススメしません。
抜くならせめて、一食までにしましょう。
一食ならば、年齢によってはむしろ体調が良くなったりすることもあります。
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ヨーグルトダイエットの口コミ
ヨーグルトダイエットで『痩せた』、『痩せなかった』という口コミをご紹介します!
どんなひとが痩せているのか、どんなやり方をやったひとが失敗しているのかを自分なりに分析して、参考にしましょう。
「置き換えヨーグルトダイエットで3kg痩せました! お腹も空かないので続けられそうです!」(28歳、女)
「間食にヨーグルトを食べるダイエットしたら、食欲が減って-2キロダウン!やってよかった!」(41歳、男)
「食後にヨーグルトを食べるようにしたらお通じが良くなりました!長年の便秘とおさらばできそうです(´∀`)」 (22歳、女)
『痩せなかった人の口コミ』
「一食ヨーグルト置き換えダイエットしたけど続かなかった…お腹減っちゃってホント無理でした」 (25歳 女)
「ヨーグルト断食、絶対無理。こんなん続けてたら栄養不足でぶっ倒れるわ」(33歳 男)
「ヨーグルト断食ですごい頭痛に襲われました…二度とやりたくないです」(30歳 女)
「食前にヨーグルトを食べたけど、特に変化なし。というか、ちょっと太ったかも…?」(40歳 女)
ざっと見た感じでは、『断食系、置き換え系のダイエットの方が失敗する確率が高い』という印象を受けます。
あまり極端なことはせず、適度な運動と食事改善をした方が続きやすいのかもしれませんね。
⇒ 水泳ダイエットの効果的な泳ぎ方は?おすすめの時間や距離や食事は?
ヨーグルトダイエットの注意点
最後に、ヨーグルトダイエットの注意点をご紹介します。
それは、
『体質に合わないようなら、すぐにやめること』
です。
食べ物の好みというのは、人それぞれ違います。
一説には、好みというのはそのひとの体に不足しがちな栄養素を求めているためだと言われています。
つまり、ヨーグルトがあまり好きではないひとは、そもそもヨーグルトに含まれている栄養素があまり必要ではないのです。
ですので、無理して摂取すれば栄養過多になってしまって、体調を崩す危険性があります。
また、胃腸が弱くて乳製品がうまく消化できないというひとも多いです。
こういうタイプのひとは、無理しないでもっともっと簡単なダイエット方法を試してみることをオススメします。
ちなみに、個人的に一番痩せたのは『レコーディングダイエット』です。
これは本当に簡単にダイエットできますので、ヨーグルトダイエットが合わないorできそうにないというひとはぜひ試してみてください。
⇒ レコーディングダイエット ノートの書き方や作り方は?おすすめアプリも
ちなみに私はこのレコーディングダイエットで、10kgほどあっさり落としました。
ノートに『ある物』を記録していくだけですので、興味のある方はぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
『ヨーグルトダイエットの方法と効果』
というお話をしてみました。
一口にヨーグルトダイエットと言っても、その方法は様々です。
自分に合ったダイエット方法を見つけて、無理せず継続していきましょう!
※その他のダイエット情報はこちら!
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